心理サポートを実施いただきました 2023/12/02

先日、青森県スポーツ科学センター(AISS)のスポーツ科学専門員、前田凌汰さんより心理サポートを実施いただきました。

今回はいつも同センターから実施いただいている運動指導とは別で、心理面でのサポート。前田さんには青森市からお越しいただき、YSアリーナの会議室で実施いただきました。

前田さんは、日本スポーツ心理学会認定のスポーツメンタルトレーニング指導士であり、これまで小・中学生などジュニア世代から日本代表レベルのトップアスリートまで、数々の心理サポートを実施してきた経験豊富な指導員です。

今回のテーマは、「自己分析・目標設定 ~どんな選手になりたい?~」でした。

自己分析

まずは自己分析です。選手たちはまず、どんな人(選手)になりたいのかを考え、発表し合いました。選手たちは皆、自分のなかでどんな選手になりたいのかのイメージがあるようで、大人顔負けのイメージを持っている選手もいました。

何人かの選手は、「スポーツマンシップがある選手」をなりたい自分の1つとして挙げており、スポーツ選手以前に人間としての理想も高く素晴らしいです。

次に、もう少し具体的に「理想の自分」について書きだすとともに「今の自分」についても考えます。そして、「理想の自分」と「今の自分」のギャップから、課題や必要な要素を選手個々人で考えていきます。

こうした選手たち自身の自己分析の合間には、これまで関わってきたトップアスリートのメンタリティなど、前田さんから貴重なお話しもありました。

目標設定

最後は、今シーズンの目標を立てる時間です。シーズン全体を3つの期間に分け、それぞれの期間での行動目標も考えます。

参加した選手たちは皆、記載欄いっぱいに理想の姿や自身の課題、行動目標などを書いていました。

選手たちの感想

選手たちが最後に書いた感想を読むと、2時間にわたる講義の中で皆真剣に自身と向き合い、目標を考えたのだということがしっかり伝わってきました。

いくつか選手たちからの感想を引用させてもらいます。

「はじめてこんなに目標を立てたりしたので、少し難しかったです。でも今日から普段から練習しようと考えが変わりました。」

「今から自分が立てた目標に向かって1分でもあきらめずに努力したいなと思いました。」

「三日坊主でサボりがちな自分は、今日の心理サポートで黙々とメモを取ったりしてあっという間に時間が過ぎ、集中力があることがわかりました。」

「いつも自分の内面に真剣に向き合えずに高すぎる目標を掲げてすぐに目標として成り立たなくなることがあり、自分でも改善したいと思っていて、今回のように書きだして一般化させることが大切だと思った。」

おわりに

講義の進行、豊富な経験談、自己分析・目標設定時のアドバイスなど、経験豊富な前田さんからの心理サポートは充実した内容でした。今回は目標設定についてでしたが、次回1月の心理サポートでは「レースへ向けてのメンタルの整え方」についてご指導いただきます。

青森県スポーツ科学センターの前田さん、心理サポートを実施いただきありがとうございました!また次回もよろしくお願いいたします。

リンク:
青森県スポーツ科学センター APIS: Aomori Prefectural Institute for Sports Sciences
https://www.aiss.pref.aomori.jp/

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